【市況】東京株式(前引け)=大幅続落、半導体株など中心にリスクオフ
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
きょう前場の東京株式市場はリスク回避ムードが強まるなか、日経平均は前週の地合いを引き継ぎ下値模索の動きを強めている。米国株市場では前日にNYダウが反発したものの、前週末の急落の残像が投資マインドを冷やしている。前週末に発表された12月の米雇用統計では雇用者数の伸びが予想を大きく上回り、これを受けてFRBによる利下げピッチの鈍化に対する見方が広がっている状況だ。東京市場でも売りが優勢で、半導体関連株などを中心に値を下げるものが多い。値下がり銘柄数は全体の8割を超えた。
個別では売買代金トップのディスコ<6146>や同2位のアドバンテスト<6857>をはじめ半導体主力株の下げがきつい。フジクラ<5803>も安い。ファーストリテイリング<9983>が値を下げ、三菱重工業<7011>も売りに押された。サンウェルズ<9229>、日本マイクロニクス<6871>などが急落、サンリオ<8136>も安い。半面、任天堂<7974>が堅調、良品計画<7453>が大きく上値を伸ばした。東京海上ホールディングス<8766>も高い。PR TIMES<3922>が急騰、インターアクション<7725>、SMK<6798>、IDホールディングス<4709>なども値を飛ばした。
出所:MINKABU PRESS