【注目】★本日の【イチオシ決算】 TSIHD、霞ヶ関C、古野電 (1月14日)
TSIHD <日足> 「株探」多機能チャートより
1)本日(1月14日)引け後に発表された決算・業績修正
●イチオシ決算
【TSIHD <3608> [東証P]】 ★今期最終を一転3.1倍増益に上方修正・31期ぶり最高益、配当も46円増額
◆25年2月期の連結最終利益を従来予想の40億円→150億円に3.8倍上方修正。従来の減益予想から一転して3.1倍増益を見込み、一気に31期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。東京都港区に保有する固定資産(賃貸ビル)の売却に伴い、売却益239億円が発生することが最終利益を押し上げる。
併せて、期末一括配当を従来計画の19円→65円(前期は15円)に大幅増額修正した。配当利回りは6.46%に上昇。
●サプライズな決算発表・業績修正
ククレブ <276A> [東証G] ★今期経常を26%上方修正・最高益予想を上乗せ、未定だった配当は3円増配
◆25年8月期第1四半期(9-11月)の連結経常利益は前年同期比4.0倍の2.9億円に急拡大して着地。併せて、通期の同利益を従来予想の5億円→6.3億円に26.0%上方修正。増益率が20.2%増→51.4%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
CREソリューションビジネスで新規案件の受注が増加するなど、第1四半期業績が好調に推移したことを反映した。
業績好調に伴い、従来未定としていた年間配当は前期比3円増の20円を実施する方針とした。
ヨシムラHD <2884> [東証P] ★今期経常を一転19%増益に上方修正・最高益更新へ
◆25年2月期の連結経常利益を従来予想の26.7億円→35.4億円に32.6%上方修正。従来の減益予想から一転して19.0%増益を見込み、6期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。ワイエスフーズグループとマルキチでホタテ製品の販売単価が回復したことが要因。
霞ヶ関C <3498> [東証P] ★9-11月期(1Q)経常は7.3倍増益で着地
◆25年8月期第1四半期(9-11月)の連結経常利益は前年同期比7.3倍の28.8億円に急拡大して着地。需要が旺盛な冷凍冷蔵倉庫の開発が進んだほか、既存ホテルや土地などの売却が進み、26.2%の大幅増収を達成した。
テラスカイ <3915> [東証P] ★今期経常を28%上方修正・最高益予想を上乗せ
◆25年2月期の連結経常利益を従来予想の10億円→12.8億円に28.2%上方修正。増益率が52.7%増→95.7%増に拡大し、従来の4期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。国内企業の堅調なDXニーズを背景に、セールスフォース、AWSを中心としたクラウドの導入受注が引き続き好調に推移していることが要因。プロジェクト管理体制の強化による開発工数の削減や低採算案件の減少なども上振れに貢献する。
サインポスト <3996> [東証S] ★今期経常を27%上方修正
◆25年2月期の経常利益(非連結)を従来予想の1億3000万円→1億6500万円に26.9%上方修正。増益率が38.3%増→75.5%増に拡大する見通しとなった。売上高は計画を下回るものの、コンサルティング事業の収益性改善およびコンサルタントの稼働が通期にわたって高水準で推移することなどを織り込んだ。
ミット <4016> [東証S] ★今期経常は47%増で2期連続最高益、前期配当を4円増額・今期は11円増配へ
◆24年11月期の連結経常利益は前の期比98.9%増の1億8700万円に伸びて着地。続く25年11月期も前期比46.5%増の2億7400万円に拡大し、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は企業の堅調なIT投資が続く中、システムインテグレーションとDXソリューションがともに成長し、増収増益を堅持する計画。
併せて、前期の年間配当を15円→19円(前の期は8円)に増額し、今期も前期比11円増の30円に大幅増配する方針とした。
マーキュリー <5025> [東証G] ★今期経常を2倍上方修正
◆25年2月期の経常利益(非連結)を従来予想の7100万円→1億4400万円に2.0倍上方修正。増益率が20.3%増→2.4倍に拡大する見通しとなった。プラットフォーム事業の仲介領域で大型のショット収益を計上し、売上高が計画を17.0%も上回ることが利益を押し上げる。
ジーデップ <5885> [東証S] ★上期経常が2倍増益で着地
◆25年5月期上期(6-11月)の経常利益(非連結)は前年同期比2.0倍の4.9億円に急拡大して着地。DXサービスで前期に受注したクラウド事業者向け大型案件が寄与し、2.1倍の大幅増収を達成した。
通期計画の6.7億円に対する進捗率は73.6%に達しており、業績上振れが期待される。
古野電気 <6814> [東証P] ★今期経常を9%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も15円増額
◆25年2月期の連結経常利益を従来予想の115億円→125億円に8.7%上方修正。増益率が40.8%増→53.0%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。舶用事業を中心に堅調な需要環境が継続していることを織り込んだ。
業績好調に伴い、年間配当を従来計画の75円→90円(前期は60円)に増額修正した。
識学 <7049> [東証G] ★3-11月期(3Q累計)経常が3億円の黒字に浮上、優待新設も発表
◆25年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常損益は3億0500万円の黒字(前年同期は1億4300万円の赤字)に浮上して着地。主力の組織コンサルティング事業が好調に推移する中、広告宣伝費やマーケティング費を中心にコスト削減を進めたことが奏功した。
通期計画の3億2300万円に対する進捗率は94.4%に達しており、業績上振れが期待される。
併せて、株主優待制度を導入すると発表。200株以上を保有する株主に、年間1万円分のQUOカードを贈呈する。
TWOST <7352> [東証G] ★9-11月期(1Q)経常は4.8倍増益で着地
◆25年8月期第1四半期(9-11月)の連結経常利益は前年同期比4.8倍の2.8億円に急拡大して着地。ITエンジニアの独立支援を行うMidworks事業を中心としたエンジニアプラットフォームサービスの拡大が収益を牽引した。AI導入による業務効率化や組織体制強化の効果なども利益拡大につながった。
第1四半期実績だけで、通期計画の5.9億円に対する進捗率は47.2%に達しており、業績上振れが期待される。
プログリット <9560> [東証G] ★9-11月期(1Q)経常は39%増益で着地
◆25年8月期第1四半期(9-11月)の経常利益(非連結)は前年同期比38.6%増の4.4億円に拡大して着地。堅調な英語学習需要が続く中、主力の英語コーチングサービス、サブスクリプション型英語学習サービスともに高成長が継続したことが寄与。認知広告の継続コストを吸収して大幅増益を達成した。
2)1月15日の決算発表銘柄(予定)
■発表時間未確認 ※カッコ()内は直近決算発表の公表時刻
◆本決算:
<7074> 24セブン [東G] (前回15:30)
<9286> エネクスIF [東IF]
合計2社
※「株探」では、株価、PER、利回りなどを併記した【決算発表・業績修正】銘柄一覧をご覧いただけます。
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