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【注目】1年後の米消費者のインフレ期待は3.00%に上昇 NY連銀調査

 NY連銀が12月の消費者調査を公表し、1年後の米消費者のインフレ期待は3.00%と、前回の2.97%から上昇した。一方、5年先までのインフレ期待は前回の2.9%から2.7%に低下している。5年先までのインフレ期待の低下は40歳未満の回答者が主導し、高卒以下の学歴を持つ人々で最も顕著であったという。

 現在の仕事を失った場合に仕事を見つけられる確率として認識されている平均値は、前回の54.1%から50.2%へと大幅に低下。これは2021年4月以来の最低水準となる。世帯収入の伸びに対する期待値は0.3%ポイント減の2.8%となり、2021年5月以来の最低水準となった。

 なお、今後1年間にガソリン価格は2%、食料品価格は4.05%、医療費は5.76%、大学教育費は5.67%、家賃は5.54%上昇すると予想している。

 今後3カ月間に最低限の債務返済ができなくなる可能性があると予想する消費者の割合は、前回の13.15%から14.16%に増加した。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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