【市況】日経平均VIは上昇、株価下落で警戒感継続
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比+0.79(上昇率3.63%)の22.58と上昇している。なお、今日ここまでの高値は22.87、安値は21.47。
東京市場が6連休中の米株式市場でダウ平均は4営業日通算で260.08ドル安(-0.60%)となった流れを受け、今日の東京市場は売りが優勢。日経225先物は取引開始後は概ねマイナス圏での推移となっている。今日の株価下落に加え、今週は週末に株価指数オプション1月物の特別清算指数(SQ)算出や米雇用統計の12月分の発表を控えていることもあり、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが継続し、日経VIは概ね昨年12月30日の水準を上回って推移している。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。
《SK》
提供:フィスコ