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【市況】NY株式:NYダウは178ドル安、金利高を警戒

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

米国株式市場は下落。ダウ平均は178.20ドル安の42,528.36ドル、ナスダックは375.30ポイント安の19,489.68で取引を終了した。

半導体エヌビディア(NVDA)の上昇がけん引し、寄り付き後、上昇。その後、同社株が下落に転じ相場の重しとなったほか、JOLT求人件数やISM非製造業景況指数が予想を上回ったため利下げペース鈍化観測に長期金利上昇に連れ、下落に転じた。相場は終日軟調に推移し、終盤にかけ下げ幅を拡大し終了。セクター別では、エネルギーや医薬品・バイテクが上昇した一方、半導体・同製造装置、自動車・自動車部品が下落した。

海運会社のスコーピオ・タンカーズ(STNG)はバイデン政権が中国の国有海運会社、遠洋海運集団有限公司 (China COSCO Shipping)をブラックリストに追加したため、売り上げ増期待に上昇。独立系原油タンカー会社のDHTホールディングス(DHT)は中国がバイデン政権の制裁対象となった船舶の積載を禁じたことを受け、需要増期待に上昇した。画像およびデジタルメディアコンテンツを提供するゲティー・イメージ(GETY)は同業のシャッターストック(SSTK)と合併で合意し、上昇。シャッターストック(SSTK)も買われた。

エヌビディア(NVDA)はファン最高経営責任者(CEO)のテクノロジー見本市「CES」での基調講演を受け、利益確定売りが加速し、下落した。携帯端末のアップル(AAPL)や電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)はアナリストが投資判断を引下げ、それぞれ下落。

トランプ次期大統領は会見で中東の不動産デベロッパー、ダマック・グループがアリゾナ州からオハイオ州にかけてデータセンター新設で200億ドル投資する計画を明らかにした。


(Horiko Capital Management LLC)

《ST》

 提供:フィスコ

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