【市況】株価指数先物【昼】 25日線での底堅さ確認で+1σ水準を意識
日経225先物は11時30分時点、前日比340円高の3万9050円(+0.87%)前後で推移。寄り付きは3万8930円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万8885円)を上回り、買い先行で始まった。現物の寄り付き直後に3万9110円まで買われ、買い一巡後に3万8840円まで軟化する場面もみられた。ただし、中盤にかけてロング優勢の流れから朝方に付けた高値を回復。終盤にかけては3万9000円~3万9100円辺りでのレンジ推移となった。
日経225先物は、オプション権利行使価格の3万8875円から3万9125円辺りでの値動きとなった。寄り付き直後に戻り待ち狙いのショートの影響から25日移動平均線(3万8900円)を下回る場面もみられたが、早い段階で同線を上回っており、ショートを仕掛けづらくさせたようだ。前週末の米国市場の流れからハイテク株の一角が買われており、アドバンテスト <6857> [東証P]、東京エレクトロン<8035> [東証P]が日経平均型を牽引している。25日線水準での底堅さがみられるようだと、ボリンジャーバンドの+1σが位置するオプション権利行使価格の3万9375円辺りが意識されてきそうだ。
NT倍率は先物中心限月で14.33倍と小幅に上昇した。一時14.37倍まで上昇する場面もみられており、14.33倍に位置する75日線を上回ってきた。同線を明確に上抜けてくるようだと、NTロングによるスプレッド狙いに向かいやすいだろう。
株探ニュース