【通貨】英ポンド週間見通し:伸び悩みか、英国経済の不透明感深まる
■下げ渋り、英中銀の利下げ継続を想定したポンド売りは一巡
今週のポンド・円は下げ渋り。日本銀行による年内追加利上げの可能性は残されているものの、英中央銀行による利下げ継続を想定したリスク回避のポンド売りは一巡した。米ドル安・円高の流れは週末前に一服したことも影響し、対円でポンドは下げ渋った。取引レンジ:188円02銭-192円36銭。
■伸び悩みか、英国経済の不透明感深まる
来週のポンド・円は伸び悩みか。英中央銀行総裁は来年の利下げ回数を4回と想定していることが引き続き意識されそうだ。欧州経済の停滞や米貿易政策の変化などの影響で英国経済の不透明感はやや深まるとみられ、リスク選好的なポンド買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。
○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・13日:10月鉱工業生産(9月:前月比-0.5%)
・13日:10月商品貿易収支(9月:-163.21億ポンド)
予想レンジ:189円00銭-193円00銭
《FA》
提供:フィスコ