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【市況】NY債券:米長期債相場はやや強含み、12月利下げの可能性高まる


6日の米国長期債相場はやや強含み。米労働省がこの日発表した11月雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月比+22.7万人と、市場予想をやや上回った。失業率は4.2%に上昇した。失業率の上昇は労働市場の減速を示唆し、12月開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で追加利下げが決定される可能性が一段と高まった。なお、10月の雇用者数は+1.2万人から+3.6万人に上方改定され、9・10月分の増加数は合計で5.6万人上方改定された。イールドカーブはスティープニング。

CMEのFedWatchツールによると、6日時点で12月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が4.25-4.50%となる確率は85%程度。2025年1月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が4.25-4.50%以上となる確率は73%程度。10年債利回りは4.178%近辺で取引を開始し、一時4.195%近辺まで上昇したが、米国市場の前半にかけて4.126%近辺まで反落。その後、4.176%近辺まで反発したが、取引終了時点にかけて4.147%近辺で推移。

イールドカーブはスティープニング気配。2年-10年は5.50bp近辺、2-30年は24.10bp近辺で引けた。2年債利回りは4.09%(前日比:-5bp)、10年債利回りは4.15%(前日比-2bp)、30年債利回りは、4.33%(前日比:-1bp)で取引を終えた。

《MK》

 提供:フィスコ

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