【市況】<週末コメント> ─ 来週の相場展望 ─ 2024年12月6日
今週の日経平均終値は3万9091円で、前週末比883円高でした。
今週の日経平均は4週ぶりの上昇となりました。下値52週移動平均線(3万7987円)からの見事な反発で改めて今年は同線に守られていることが分かりました。13週線や26週線を超えて移動平均線におけるトレンド上は上昇へと変わりましたが、直近11月高値や10月高値を超えていないためチャートの形の上ではまだ横ばい(ボックス圏)ということになります。ファンダメンタルズ的には金利と企業業績が株価を決める最たる要因ですが、仮に日銀が今月に利上げを決めても相場にはある程度織り込み済みで下げは一時的なものとなりそうです。企業業績は今期微増が見込まれておりこちらは現水準から株式を積極的に売る理由にはなりません。外部環境は米国景気と米国株が好調なため追随買いを入れる方向で働き、トータルで見ると日本株は高値安定かじり高ということに当面はなるでしょう。(ストック・データバンク 編集部)