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【市況】<マ-ケット日報> 2024年12月6日

 6日の市場は日経平均が5日ぶりに反落。終値は前日比304円安の3万9091円だった。前日の米株安の流れから売り優勢のスタートに。直近4日間で日経平均は1200円弱ほど上げており、週末ということもあって利食い売りが出やすい状況にもあった。外国人短期筋の先物売りもあって日経平均の下げ幅は一時450円を超える場面があったが、心理的節目である下値3万9000円を割り込んだ辺りでは押し目買いによってサポートされている。

 昨日の米国市場は材料不在のなか、前日に主要3指数が揃って最高値を更新した反動によりダウ平均は反落した。短期的な過熱感に加え、6日に発表される重要指標のひとつ11月の雇用統計を前に目先筋が手じまっておこうとの意識が働いたようである。一方、暗号資産の代表格であるビットコインの相場が初めて10万ドルの大台に乗せたことでリスク資産に資金が向かう流れは不変。株式市場にもこうした動きは今後ポジティブに作用して行きそうである。

 さて、東京市場は米株高や円安がないと動きが止まる外部頼みの弱さを露呈。本日は4連騰後ということもあって目先筋の手じまい売りに終日押される展開となった。今日を含めて直近3日間は全て日足陰線で、ボックス上限の4万円を目指す前にザラバで買いの入らない、国内の買い手がやや不足している様子が伝わってくる。年末のもちつき相場らしくこの辺りで一進一退を続けそうな雰囲気だ。(ストック・データバンク 編集部)

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