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【材料】コンステレーションが決算受け下落 ビール出荷数量が予想ほど伸びず=米国株個別

(NY時間14:29)(日本時間03:29)
コンステレーション・ブランズ<STZ> 244.58(-11.09 -4.34%)

 コロナビールなどアルコール飲料のコンステレーション・ブランズ<STZ>が下落。取引開始前に6-8月期決算(第2四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。通期のガイダンスも公表し、予想を上回る1株利益の見通しを示した。ただ、株価は冴えない反応。ビール出荷数量は2.4%増と予想ほど伸びなかったことが嫌気されている。

 ただ、アナリストはスキャナーデータがここ数週間で改善傾向を示していると指摘している。スキャナーデータとは小売店などで商品のバーコードをスキャンした際に得られる販売データ。「スキャナーデータがここ数週間で再加速の兆しを見せていることから、9月のビール動向に関する経営陣の会見でのコメントに関心を寄せている」と述べていた。

(6-8月・第2四半期)
・1株利益:4.32ドル(予想:4.07ドル)
・売上高:29.2億ドル 2.9%増(予想:29.3億ドル)
  ビール:25.3億ドル(予想:25.2億ドル)
  ワイン・スピリッツ:3.89億ドル(予想:4.14億ドル)
・ビール出荷数量:2.4%増(予想:4.8%増)
・ワイン・スピリッツ出荷数量:2.4%増(予想:5.5%減)

(通期見通し)
・1株利益:13.60~13.80ドル(予想:13.69ドル)
・売上高:4~6%増
・FCF:14~15億ドル(予想:15.7億ドル)

【企業概要】
 ニューヨークに本社を置く、約40施設を有し、ブランドポートフォリオには「ロバート・モンダヴィ」や「フランシスカン・エステート」など100以上があり、ビール、ワイン及び蒸留酒の生産・販売に注力するアルコール飲料会社。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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