【材料】<みんかぶ・個人投資家の予想から>=「売り予想数上昇」2位に北国FHD
北国FHD <日足> 「株探」多機能チャートより
同社は石川県を地盤とする地方銀行。PBR(株価純資産倍率)は0.50倍と低水準にある。金利上昇局面でのバリュー株選好時には、同社を含む低PBRの地銀株全般に物色意欲が高まる傾向にあるが、前週末23日にジャクソンホール会議で、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が金融政策について「調整すべき時が来た」などと発言。市場の見立てよりもハト派的な発言内容を受け、同日の米国市場では米長期金利への低下圧力が強まった。内外金利の上昇一服による利ザヤ改善期待が後退するなか、週明け26日の東証プライム市場で北国FHDは3日続落。株価は8月19日に戻り高値5400円を形成後、徐々に水準を切り下げており、下値模索の展開を懸念する投資家の存在が、売り予想数の増加につながったようだ。
出所:MINKABU PRESS