【市況】NY株式:NYダウは554ドル高、ソフトランディング期待
NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより
米国株式市場は続伸。ダウ平均は554.67ドル高の40,563.06ドル、ナスダックは401.90ポイント高の17,594.50で取引を終了した。
小売売上高や週次失業保険者数を受けて消費や労働市場の悪化警戒感が後退し、寄り付き後、上昇。ソフトランディング期待が強まり、相場は終日買いが先行した。終盤にかけて、上げ幅を拡大し、終了。セクター別では、自動車・自動車部品、半導体・同製造装置が上昇した一方、電気通信サービスが下落した。
ディスカウント小売のウォルマート(WMT)は高インフレで、消費者が買い得品を求めている兆候が見られると、通期売上高見通しを引き上げ、上昇。同業のターゲット(TGT)も連れて買われた。化粧品小売りのアルタ・ビューティ(ULTA)は著名投資家のバフェット氏が率いる保険のバークシャー・ハサウエイ(BRK)による同社株購入が当局への報告で明らかになり上昇。
また、スポーツ用品メーカーのナイキ(NKE)は物言う投資家としても有名なアックマン氏が運営する投資会社、パーシングスクエアによる同社株の保有が当局への報告で明らかになり、上昇した。オンライン小売のアマゾン(AMZN)はドローンによる配達の試験を英国で開始したとの報道が好感され、上昇。農機具メーカーのディア(DE)は四半期決算で純利益が予想を上回り、上昇。
半導体関連企業のアプライド・マテリアルズ(AMAT)は取引終了後に四半期決算を発表。強弱まちまちな結果を受けて、時間外取引で売られている。
(Horiko Capital Management LLC)
《ST》
提供:フィスコ