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【材料】マクロミル---2024年6月期は本業が好調に推移、次期予想二桁増益計画、更に配当方針見直し10円の大幅増配計画を公表

マクロミル <日足> 「株探」多機能チャートより

マクロミル<3978>は14日、2024年6月期通期連結決算(IFRS)を発表した。売上収益が前期比8.0%増の438.6億円、事業利益が同13.4%増の56.2億円、営業利益が同0.6%減の44.7億円、親会社の所有者に帰属する継続事業から生じた四半期利益が同29.0%増の22.9億円となった。

日本事業の売上収益は前期比8.0%増の377.1億円となり過去最高売上を更新し、事業利益は同22.5%増の54.2億円と二桁増益となった。
領域別には、主力サービスであり他領域と比べ利益率の高いオンライン及びデジタルリサーチを提供する注力領域において、繁忙期の第3四半期で成長が加速した結果、売上収益は前期比5.5%増となった。グローバルリサーチ、コンサルティング、新規事業等に係るサービスを提供する戦略投資領域は二桁成長を継続し同12.9%増。オフライン及びデータ提供、その他広告代理店等の合弁事業を営む子会社群で構成される基盤強化領域も同8.5%増と好調に推移した。
事業利益については、各領域の増収効果に加え、社内リソースの生産性改善や業務の内製化により、外注費が前期を下回る水準まで抑制されたことで、同13.4%増の二桁増益となった。
韓国事業の売上収益はM&Aの影響もあり前期比7.3%増の61.4億円、事業利益は2.0億円となった。
また事業が好調に推移していることを受けて、第3四半期には2024年6月期の期末配当予想を、2円増配の15円とし、通期では27円の配当予想に修正された。

2025年6月期計画も、2024年の好調なトレンドが継続する見通しとのことから、売上収益480億円(前期比9.4%増)、事業利益62億円(前期比10.2%増)、営業利益57億円(前期比27.5%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益は31億円(前期比35.2%増)を計画している。
また、株価や資本コストを意識し、株主還元方針の見直しを発表。2026年6月期の配当性向目標を50%とし、2025年6月期の配当は10円増配の37円を計画している。

《SO》

 提供:フィスコ

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