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【材料】ダッチ・ブロスが大幅安 好決算も通期の出店数や既存店売上高の見通しに失望感=米国株個別

(NY時間15:19)(日本時間04:19)
ダッチ・ブロス<BROS> 29.78(-7.93 -21.02%)

 コーヒーなど手作りドリンクのドライブスルー店舗を運営するダッチ・ブロス<BROS>が大幅安。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、既存店売上高が予想を上回ったほか、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、売上高やEBITDAの見通しを上方修正している。

 好決算ではあるものの株価は冴えない反応。通期の出店見通しが前回発表の150―165店の下限になるとの見通しを嫌気している模様。また、通期の既存店売上高の見通しについて、同社は1桁台前半の見通しを維持しているが、上方修正を期待していた点も失望感に繋がっているという。

 アナリストは「目先の株価が低迷する中で、長期的な投資テーゼは順調に推移している」と指摘。投資家は通期の既存店売上高について、1桁台前半の見通しが維持されるよりも、ガイダンスの引き上げを求めていた」と述べている。「今後1-2四半期は株価はペナルティーボックス内にあると見ている」とも述べた。

(4-6月・第2四半期)
・既存店売上高:4.1%増(予想:3.5%増)
・1株利益(調整後):0.19ドル(予想:0.12ドル)
・売上高:3.25億ドル(予想:3.17億ドル)
・EBITDA(調整後):6520万ドル(予想:5680万ドル)

(通期見通し)
・既存店売上高:1桁台前半増
・売上高:12.2~12.3億ドル(従来:12.2億ドル)(予想:12.3億ドル)
・EBITDA(調整後):2.00~2.10億ドル(従来:1.95~2.05億ドル)(予想:2.08億ドル)
・総出店数:前回発表の150~165店舗の下限

【企業概要】
 米国で、高品質の手作りドリンクをスピーディに優れたサービスで提供するドライブスルーショップを運営し、フランチャイズ展開する。ユニークでカスタマイズ可能なコールド及びホットドリンクを幅広く提供し、ホットとコールドのエスプレッソベースの飲料や、コールドブリューコーヒー等を取り扱う。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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