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【材料】チポトレ、好決算も株価下落 ポーションサイズ適正化で5000万ドルの追加コスト=米国株個別

(NY時間10:09)(日本時間23:09)
チポトレ<CMG> 50.55(-1.24 -2.39%)

 ブリトーなどメキシコ料理のファストフード店を展開するチポトレ・メキシカン・グリル<CMG>が下落。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、既存店売上高が予想を上回ったほか、1株利益も予想を上回った。通期のガイダンスも公表しており、既存店売上高の見通しを維持している。期間限定メニューとスピーディーなサービスで予想を上回る売上を達成した。

 ただ、株価は冴えない反応。同社はポーションサイズ(料理の量)に関してネット上で批判を浴びている。それを克服しようと、従業員に正しく、たっぷりとした分量を提供するよう指導しているが、ハートゥングCFOは、これにより利益に打撃を受けるとアナリストに語った。

 同社は、従業員が適切な量の料理を提供できるよう店舗でのトレーニングを倍増させているが、基準を満たすには5000万ドルの追加コストがかかるという。

 アナリストはニューヨーク市内の店舗で75個の同じブリトー・ボウルを注文したところ、ポーションは大きく異なっていたと述べていた。

(4-6月・第2四半期)
・既存店売上高:11.1%増(予想:9.2%増)
・1株利益(調整後):0.34ドル(予想:0.32ドル)
・売上高:29.7億ドル 18%増(予想:29.4億ドル)
・営業利益率:19.7%(予想:19.2%)
・店舗レベルの営業利益率:28.9%(予想:28.4%)
・新規店舗数:52 11%増(予想:63)
・レストラン平均売上:315万ドル 7%増(予想:319万ドル)

(通期見通し)
・新規出店:285~315店(予想:306店)
・既存店売上高:1桁台半ばから後半を維持

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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