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【材料】IBMが決算受け上昇 AI事業への引き合いが急増=米国株個別

(NY時間09:34)(日本時間22:34)
IBM<IBM> 186.60(+2.58 +1.40%)

 IBM<IBM>が上昇。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株営業利益、売上高とも予想を上回った。通期のガイダンスで売上高の見通しを据え置いたものの、フリーキャッシュフロー(FCF)の見通しは上方修正した。

 顧客が最新技術の導入に取り組む中、同社のAI事業への引き合いが急増していると報告。AIコンサルティングとソフトウェアのブッキングは20億ドルを超えているという。これは4月の決算報告で開示した10億ドルの2倍となっている。

 クリシュナCEOは「AI関連の売上高の約4分の3はコンサルティングで、残りはソフトウェア。ただ、時間の経過とともに、ソフトウェアからの売上高のシェアが高まるだろう」と述べた。

(4-6月・第2四半期)
・1株営業利益 2.43ドル(予想:2.20ドル)
・売上高157.7億ドル(予想:156.1億ドル)
  ソフトウェア:67.4億ドル(予想:65.1億ドル)
  コンサルティング:51.8億ドル(予想:53.1億ドル)
  インフラ:36.5億ドル(予想:35.4億ドル)
・粗利益率(調整後):57.8%(予想:56.1%)
・FCF:26.1億ドル(予想:23.6億ドル)

(通期見通し)
・売上高:1桁台半ばの伸びで変わらず
・FCF:約120億ドル超(従来:約120億ドル)(予想:123.5億ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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