市場ニュース

戻る
 

【市況】40000円手前で失速も金融株が下支え/後場の投資戦略

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均 : 39676.34 (+77.34)
TOPIX  : 2840.52 (+12.99)


[後場の投資戦略]

 為替は1ドル156円60銭台と朝方比では40銭ほど円高ドル安に振れている。月末に控えている日本銀行の金融政策決定会合に対する思惑で、長期金利の指標となる10年国債利回りは1.065%まで上昇。自民党の茂木幹事長が「段階的な利上げの検討も含めて金融政策を正常化する方針をもっと明確に打ち出す必要がある」と語ったと伝わった。岸田首相も「金融政策の正常化が経済ステージの移行を後押しする」と述べたもよう。与党幹部や首相の発言を受けて、月末の日銀会合に対する利上げ実施期待が高まった。後場も金融株中心にしっかりの展開となれば、半導体関連銘柄が高安まちまちでも日経平均は前日終値水準よりプラスを維持できると考える。
《AK》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均