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【市況】東京株式(大引け)=464円安、半導体関連売られ大幅安で4日続落

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 22日の東京株式市場は大きく売りが優勢となり、日経平均株価はフシ目の4万円大台を大幅に下回る軟調地合いとなった。

 大引けの日経平均株価は前営業日比464円79銭安の3万9599円00銭と大幅安で4日続落。プライム市場の売買高概算は13億4919万株、売買代金概算は3兆3112億円。値上がり銘柄数は236、対して値下がり銘柄数は1375、変わらずは35銘柄だった。

 きょうの東京市場は前週後半の相場を引き継ぎ、日経平均がリスク回避ムードのなかで大きく水準を切り下げた。フシ目の4万円大台を3週間ぶりに下回ったが、下げ幅は一時500円を上回り、大引けでも460円あまりの下げで3万9000円台半ばまで一気に下落した。前週末の米国株市場で半導体関連株が売り込まれ、その流れが波及し同セクターへの売りが目立つ。21日にバイデン米大統領が11月の大統領選からの撤退を表明したことを受け、先行き不透明感も買いを手控えさせた。業種別では電鉄株や水産・食品株などに逃避的な資金が流入したが、全体相場を支えるには至らなかった。値下がり銘柄数は1300を上回りプライム上場銘柄の84%が値を下げる売り圧力の強い地合いだった。一方、売買代金は3兆3000億円台と6月20日以来の低い水準にとどまっている。

 個別では、群を抜く売買代金をこなしたディスコ<6146>が大きく値を下げたほか、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体製造装置関連株への売りが目立つ。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが冴えず、三菱重工業<7011>、川崎重工業<7012>なども売りに押された。キーエンス<6861>も安い。ミガロホールディングス<5535>は急落で値下がり率トップ。KOKUSAI ELECTRIC<6525>も大きく水準を切り下げた。

 半面、JR九州<9142>が高く、西武ホールディングス<9024>も大きく上値を追った。KDDI<9433>がしっかり。帝人<3401>が物色人気となり、ティーガイア<3738>、コスモス薬品<3349>が値を飛ばした。Gunosy<6047>、ウエルシアホールディングス<3141>も大幅高。

出所:MINKABU PRESS

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