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【通貨】英ポンド週間見通し:下げ渋りか、日英金利差の早期縮小の可能性低い

米ドル/円 <日足> 「株探」多機能チャートより

■弱含み、日本の為替介入観測でポンド売り・円買いが強まる

今週のポンド・円は弱含み。英国政治の刷新を期待したポンド買いは一巡したが、米長期金利の低下を受けてリスク回避のポンド売り・米ドル買いが拡大した。しかしなら、この局面で日本の為替介入観測が広がり、米ドル・円相場が円高方向に大きく振れたことから週後半はポンド売り・円買いが活発となった。取引レンジ:203円86銭-208円11銭。

■下げ渋りか、日英金利差の早期縮小の可能性低い

来週のポンド・円は下げ渋りか。7月17日発表の英消費者物価指数(CPI)などインフレ指標の低下が続けば、英中央銀行による早期利下げ観測からポンド売り先行。ただ、英国経済の回復が期待され、ポンドの下げを抑制しよう。一方、為替相場の円高反転で日本銀行による7月利下げ観測は後退し、日英金利差の早期縮小の可能性は低いため、リスク回避の円買いは抑制される可能性がある。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・17日:6月消費者物価指数(5月:前年比+2.0%)

予想レンジ:203円50銭-206円50銭

《FA》

 提供:フィスコ

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