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【市況】米国株見通し:伸び悩みか、インフレ鈍化も仏議会選にらみ

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時20分現在)

S&P500先物      5,559.00(+13.00)
ナスダック100先物  20,114.75(+75.25)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は10ドル安。米金利は持ち直し、本日の米株式市場はやや売り先行となりそうだ


27日の主要3指数は小幅続伸。前日終値を挟んだもみ合いでナスダックとS&Pは3日続伸、ダウは36ドル高の39164ドルと小幅ながらプラスを確保した。この日発表された1-3月期国内総生産(GDP)確定値はわずかに上方修正されたものの、個人消費の鈍化が鮮明に。長期金利が低下すると早期利下げを見込んだ買戻しが入り、相場を押し上げている。ただ、主力の消費関連銘柄に売りが強まり、指数を下押しする場面もあった。


本日は伸び悩みか。今晩発表のPCE価格指数は前回から伸びが鈍化する見通しで、インフレ鎮静化により連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ期待が再燃。長期金利が低下すればハイテクを中心に幅広く買われ、相場を押し上げる展開となりそうだ。ただ、消費関連や景気敏感への買いは限定的で、指数の一段の上昇を抑制しよう。一方、30日のフランス議会選に向け右派勢力の躍進が警戒され、終盤は手仕舞い売りが想定される。

《TY》

 提供:フィスコ

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