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【市況】東証グロース市場250指数先物見通し:買い優勢の展開か

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

本日の東証グロース市場250指数先物は、前日に続き買い優勢の展開を想定している。前日26日の米国市場のダウ平均は15.64ドル高の39127.80ドル、ナスダック指数は87.50 pt高の17805.16 ptで取引を終了した。前日FRBの高官が相次いで利下げを急がない姿勢を示したことで利下げ期待が後退した。FRBが重視するPCE価格指数の発表を週末に控え慎重ムードが広がる中、人工知能(AI)をめぐる期待を背景にハイテク株が底堅く推移し、相場を支えた。小幅高となった米株市場を横目に、本日の東証グロース市場250指数先物は、買い優勢の展開を想定している。4月3日以来となる日足一目均衡表の先行スパン(雲)下限を突破したことで、相場の潮目が変わった可能性もあり、目先は5月8日高値659ptや75日移動平均線(6月26日現在:656 pt)を意識しそうだ。本日新規上場の豆蔵デジタルHD<202A>は、想定時価総額205.4億円と大き目のサイズだが、直近IPO人気の継続もあり、全体の需給に対する不安は限定的と思われる。上値のメドは655pt、下値のメドは635ptとする。なお、夜間取引の東証グロース市場250指数先物は前営業日日中終値比変わらずの645ptで終えている。
《TY》

 提供:フィスコ

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