【市況】東証グロース市場250指数先物見通し： 売り買い交錯か

本日の東証グロース市場250指数先物は売り買い交錯の展開が予想される。前日20日の米国市場のダウ平均は299.90ドル高の39134.76ドル、ナスダックは140.65pt安の17721.59ptで取引を終了した。新規失業保険申請件数の減少を受けた金利上昇が嫌気された一方、住宅着工件数やフィラデルフィア連銀製造業景況指数が経済の減速を示し、FRBの利下げ観測が支えとなった。株価指数先物と株価指数オプション、個別株オプションの満期日が重なるトリプルウィッチングを明日に控え、半導体エヌビディアを中心に売られた。本日の東証グロース市場250指数先物は、方向感の乏しい展開が予想される。米国市場での強弱感が対立や週末のため、売り買いともに踏み込みにくさはあるが、25日移動平均線のサポートが強固なことから、引き続き下値での押し目買い意欲は強そうだ。新規上場のMFS<196A>は、想定時価総額36.3億円のため、全体の需給に及ぼす影響は限定的と思われる。上値のメドは640pt、下値のメドは620ptとする。なお、夜間取引の東証グロース市場250指数先物は前営業日日中終値比3pt安の627ptで終えている。
《TY》

　提供：フィスコ