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【市況】NY債券:米長期債相場は強含み、6月ミシガン大消費者信頼感指数は市場予想を下回る


14日の米国長期債相場は強含み。米ミシガン大学発表の6月消費者信頼感指数(速報値)は65.6と市場予想を下回り、5月実績の69.1から低下したことが要因。物価高への懸念が若干高まり、所得も減少したことから、消費者心理は後退したとみられている。なお、1年先のインフレ期待は3.3%で5月と変わらず。5年先のインフレ期待は3.1%で5月の3.0%から上昇した。イールドカーブはフラットニング。

CMEのFedWatchツールによると、14日時点で9月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.00-5.25%以下となる確率は69%程度。11月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.00-5.25%以下となる確率は82%程度。10年債利回りは4.248%近辺で取引を開始し、4.271%近辺まで上昇したが、米国市場の序盤にかけて4.186%近辺まで低下し、取引終了時点にかけて4.217%近辺で推移。

イールドカーブはフラットニング。2年-10年は-48.30bp近辺、2-30年は-35.30bp近辺で引けた。2年債利回りは4.70%(前日比:0bp)、10年債利回りは4.22%(前日比-3bp)、30年債利回りは、4.35%(前日比:-5bp)で取引を終えた。

《MK》

 提供:フィスコ

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