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【市況】東証グロース市場250指数先物見通し:米金利低下が追い風か

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

本日の東証グロース市場250指数先物は堅調な展開が予想される。前日12日の米国市場のダウ平均は35.21ドル安(-0.09%)と小幅続落。予想を下回った5月消費者物価指数(CPI)を受け年内の利下げ期待を受けた買いが広がったが、連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で年内の利下げ予想が3回から1回に修正され金利が下げ止まると、下落に転じた。ナスダックは半導体関連が引き続き支援し上昇、まちまちで終了した米株市場を横目に、本日の東証グロース市場250指数先物は堅調な値動きとなりそうだ。S&P500とナスダックは大幅高となるなか、米国の重要イベントを通過したことは国内の投資家心理を改善する要因となろう。また、米長期金利は4.3%台まで低下しており、東証グロース市場250指数先物を手掛けやすい地合いとなりそうだ。ただ、米国の年内利下げ予想が1回に修正されたほか、明日に日銀金融政策決定会合が控えていることなどから、積極的に買い進む動きは期待しにくい。なお、夜間取引の東証グロース市場250指数先物は前営業日日中終値比変わらずの635ptで終えている。上値のメドは645pt、下値のメドは625ptとする。

《TY》

 提供:フィスコ

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