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【市況】米国株見通し:下げ渋りか、年内利下げの可能性で買戻しも

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時20分現在)

S&P500先物      5,387.00(+3.00)
ナスダック100先物  19,265.50(+23.25)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は1ドル高。米金利は弱含み、本日の米株式市場はやや買い先行となりそうだ


11日の主要3指数はまちまち。終盤に持ち直したナスダックとS&Pは続伸で最高値を更新したが、ダウは120ドル安の38747ドルと再び下げに転じた。連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、金融や消費を中心に持ち高調整の売りが先行。タカ派的な政策方針の長期化が見込まれているため、積極的な買いは抑制された。ただ、長期金利の低下を受け、投資家の評価を高めたアップルのほか主力ハイテクが買われ、指数を押し上げた。


本日は下げ渋りか。インフレ高止まりならFOMC当局者の金利見通しで、引き締め的な政策が長期化するとの観測が広がる見通し。それを受け長期金利が上昇すれば、幅広い売りにつながる可能性があろう。また、景気への影響を警戒した売りも予想される。ただ、年内の利下げが見込まれれば主力株に買戻しも入りやすい。一方で、アップルの技術開発が注目され、人工知能(AI)の開発期待で関連セクターが選好され、相場を支えそうだ。

《TY》

 提供:フィスコ

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