【特集】AIAI Research Memo(3):経営理念は「社会課題を解決し、世の中に貢献する」
AIAI <日足> 「株探」多機能チャートより
■会社概要
1. 会社概要
AIAIグループ<6557>は、経営理念に「社会課題を解決し、世の中に貢献する」を掲げ、未就学期の子どもに関する事業として、東京都・千葉県・神奈川県及び大阪府で、保育・療育・教育の3つの「育」を一体的に提供し、3つの事業のシナジー効果を最大化させる「AIAI三育圏」を展開している。なおグループの業容拡大や社会の環境変化等を踏まえ、2024年4月にグループ経営理念を改定した。
本社所在地は東京都墨田区錦糸である。2024年3月期末時点の資産合計は11,657百万円、純資産は1,745百万円、自己資本比率は14.9%、発行済株式数は3,099,381株(自己株式1,383株を含む)、従業員数は1,974人となっている。
グループは同社(持株会社)、及び連結子会社2社(AIAI Child Care(株)、(株)CHaiLD)で構成されている。なお、サービス付き高齢者住宅等を運営するAIAI Life Care(株)については、2024年5月末にQLSホールディングス<7075>グループへ譲渡し、連結子会社から除外した。
2. 沿革
2007年1月に保育・介護事業の運営を目的として東京都葛飾区新小岩に(株)global bridgeを設立し、2007年3月に保育事業を開始、2011年7月に保育園運営管理システムChild Care Systemを自社開発した。そして2015年11月に持株会社である(株)global bridge HOLDINGSを設立、2017年10月に本社を現在地に移転、2022年1月に商号を現在のAIAIグループに変更(グループ子会社の商号も変更)した。
持株会社へ移行後のM&A・グループ再編では、2015年12月にglobal bridgeを連結子会社化(現AIAI Child Care)、global bridgeからテック部門を分離して(株)social solutions(現 CHaiLD)を設立、2018年7月に(株)東京ライフケアを完全子会社化(その後2020年4月にglobal bridgeが吸収合併)してサービス付高齢者向け住宅運営を開始、2018年11月に(株)YUANを完全子会社化(現 AIAI Life Care)して住宅型有料老人ホーム運営を開始、2024年5月にAIAI Life Careの株式を譲渡した。
株式関係では、2017年10月に東京証券取引所(以下、東証)TOKYO PRO Marketに上場、2019年12月に東証マザーズに上場、2022年4月の東証の市場再編に伴ってグロース市場に移行した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
《SI》
提供:フィスコ