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【市況】米国株見通し:弱含みか、引き締め的な政策に警戒

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時20分現在)

S&P500先物      5,355.75(+0.25)
ナスダック100先物  19,040.75(+3.00)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は10ドル安。米金利は高止まり、本日の米株式市場は高安まちまちとなりそうだ


7日の主要3指数は軟調。取引中盤にプラスへ浮上も終盤は息切れし、ダウは87ドル安の38798ドルと4日ぶりにマイナスへ沈んだ。焦点となった雇用統計は平均時給が前年比、前月比とも前回より強く、非農業部門雇用者数は増加。良好な雇用情勢を受け、景気減速懸念の後退で買いが強まる場面もあった。半面、連邦準備制度理事会(FRB)のタカ派的な政策方針を後押しする手がかりとなり、長期金利の低下で売りに押された。


本日は弱含みか。11-12日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)を見極めようと、積極的な売り買いは手控えられそうだ。ただ、比較的強い内容となった雇用統計を消化する展開で下落基調の見通し。今晩公表のNY連銀1年インフレ期待が堅調なら長期金利の上昇を背景にハイテクへの売りが出やすい。FEDウォッチによると、利下げシナリオは9月以降に年内2回から11月以降に年内1回に修正されつつあり、買いは抑制されるとみる。

《TY》

 提供:フィスコ

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