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【市況】株価指数先物【昼】 -1σと25日線とのレンジでの推移


 日経225先物は11時30分時点、前日比240円安の3万8510円(-0.61%)前後で推移。寄り付きは3万8460円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万8425円)にサヤ寄せする形から、売り先行で始まった。その後は押し目待ち狙いのロングとみられる動きにより、現物の寄り付き時には一時3万8600円まで下げ幅を縮めた。ただし、東京エレクトロン <8035> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]、レーザーテック <6920> [東証P]など半導体株の下げが日経平均型の重荷となるなか、中盤には3万8340円まで売られる場面もみられた。売り一巡後は3万8350円~3万8450円辺りでの保ち合いが続くなか、終盤にかけては3万8500円水準を回復した。

 日経225先物は、ボリンジャーバンドの-1σ(3万8230円)と25日移動平均線(3万8560円)とのレンジでの推移が続いている。寄り付き直後に25日線を上回る場面も見られたが、同線をキープできなかったことで、ロングの動きも限られたようである。中盤にかけて3万8340円まで売られたことから、短期筋の持ち高調整は一巡したであろう。下値の堅さも意識されるなか、後場は再び25日線水準の突破を狙ったロングの動きが入りそうだ。

 なお、NT倍率は先物中心限月で13.98倍に上昇した。指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角は弱い値動きであるが、トヨタ自動車 <7203> [東証P]など輸出関連株の弱さが目立っており、TOPIX型の重荷となった。NT倍率は-3σ水準までの低下を経て、-1σを上回ってきており、目先的には25日線が位置する14.04倍辺りを意識した、NTショートを巻き戻す動きが入りやすい。

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