【材料】スペースシャワーSKIYAKIホールディングス---24年3月期増収増益、ライブ・コンテンツ セグメントが2ケタ増収増益
SSSKHD <日足> 「株探」多機能チャートより
スペースシャワーSKIYAKIホールディングス<4838>は14日、2024年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比6.4%増の163.62億円、営業利益が同302.8%増の6.18億円、経常利益が同10.0%増の6.19億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同19.6%減の2.80億円となった。
メディア セグメントの売上高は前期比17.7%減の40.72億円、セグメント利益(経常利益)は同34.2%減の1.79億円となった。有料放送事業において、番組販売売上が減少したことなどにより、前期比で減収減益となった。映像制作事業においても、ミュージックビデオの制作案件等の受注が減少した。
ライブ・コンテンツ セグメントの売上高は同28.1%増の75.78億円、セグメント利益(経常利益)は同56.6%増の5.86億円となった。ライブハウス事業やエンタテインメントカフェ事業など店舗ビジネスにおいては、コロナ禍からの回復が続いたことにより、前期比で増収増益となった。また、イベント事業においては、第3四半期連結会計期間に新たなライブ・イベントの立ち上げによるコスト増があったものの、第1四半期連結会計期間に開催した国内最大規模のヒップホップフェスティバル「POP YOURS」のチケット完売となる約3万人動員や、第2四半期連結会計期間に開催の「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2023」の全日程・全券種完売による約8万人動員の達成などを中心とする既存ライブ・イベントの開催により、前期比で増収増益となった。
ソリューション セグメントの売上高は同4.2%増の47.11億円、セグメント損失(経常損失)は0.87億円(前年同期は0.91億円の損失)となった。ディストリビューション事業において、受託契約のあったヒットアーティストの移籍に伴い、下半期における音 楽配信売上が減少したものの、上半期の音楽配信売上の好調な推移や、ファンクラブ事業における有料会員数の増加とEC/MD事業における大型案件の獲得により、前期比で増収増益となった。
なお、2024年4月1日付けで経営統合を行ったことにより発生した、オフィス移転などの一時費用を除く営業利益は、上場後最高水準に迫る7.59億円としている。
2025年3月期通期の連結業績予想については、現時点においては合理的な算定が困難であることから、連結業績予想を未定としている。今後、連結業績予想の算定が可能となった時点で速やかに開示する予定である。
《SI》
提供:フィスコ