【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 MS&AD、東京海上、ハマキョウ (20日大引け後 発表分)
MS&AD <日足> 「株探」多機能チャートより
5月20日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
MS&AD <8725> [東証P] ★今期経常は2.1倍増で2期連続最高益で実質増配、自社株買いも発表
◆24年3月期の連結経常利益は前の期比42.5%増の4164億円に伸びて着地。続く25年3月期も前期比2.1倍の8710億円に急拡大し、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は海外保険子会社を中心に正味収入保険料が増加する計画。
同時に、前期の年間配当を240円→270円(前の期は200円)に増額修正した。今期は145円とし、3月31日割当の株式分割を考慮した実質配当は61.1%増配となる。併せて、発行済み株式数の8.2%にあたる1億3000万株または1900億円を上限に自社株買いを実施すると発表。
東京海上 <8766> [東証P] ★今期経常は42%増で2期連続最高益で36円増配、自社株買いも発表
◆24年3月期の連結経常利益は前の期比70.5%増の8425億円に伸びて着地。続く25年3月期も前期比42.4%増の1兆2000億円に拡大し、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は損害保険を中心に料率改定や新種の販売拡大などをドライバーに堅調な増収を見込む。
同時に、前期の年間配当を121円→123円(前の期は200円)に増額し、今期も前期比36円増の159円に増配する方針とした。併せて、発行済み株式数の3.0%にあたる6000万株または1000億円を上限に自社株買いを実施すると発表。そのほか、29年度末までに政策保有株をゼロにする方針を示した。
毎コムネット <8908> [東証S] ★今期経常を5%上方修正・4期ぶり最高益、配当も2円増額
◆24年5月期の連結経常利益を従来予想の21億円→22.1億円に5.5%上方修正。増益率が0.8%増→6.3%増に拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。不動産マネジメント部門が4月入居率100%を達成するなど順調に推移していることに加え、課外活動ソリューション部門で新型コロナウイルス感染症の影響からの回復が想定以上となることを反映した。
業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の28円→30円(前期は28円)に増額修正した。
ハマキョウ <9037> [東証P] ★今期経常は5%増で11期連続最高益、株式分割や自社株買いも発表
◆24年3月期の連結経常利益は前の期比6.7%増の131億円で着地。続く25年3月期も前期比5.1%増の138億円に伸び、11期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は新規案件獲得などによって主力の物流センター事業の成長が継続する。
併せて、前期の年間配当を110円→120円(前の期は95円)に増額し、今期は83.75円を実施する方針とした。同時に発表した9月末割当の1→4の株式分割を考慮した実質配当は16.7%増配となる。また、発行済み株式数の1.17%にあたる22万株または10億円を上限に自社株買いを実施すると発表。
株探ニュース