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【市況】米国株見通し:下げ渋りか、FRBの年内利下げに期待継続

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時20分現在)

S&P500先物      5,334.75(+7.50)
ナスダック100先物  18,671.75(+36.50)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は35ドル高。米金利は失速し、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ


17日の主要3指数はまちまち。ナスダックは反落もS&Pは続伸、ダウも終盤に持ち直し134ドル高の40003ドルと終値で初めて40000ドルを突破した。前週発表された主要経済指標は低調な内容が目立ち、連邦準備制度理事会(FRB)が引き締め的な政策スタンスを弱めるとの見方から買いが入りやすい地合いに。ただ、当局者のタカ派的な見解から金利高に振れ、売りに押される場面もあった。週末に向け調整売りも強まった。


本日は下げ渋りか。市場では9月から年2回の利下げ実施に思惑が広がるものの、FRB当局者の一部はインフレ高止まりの場合には一段の利上げの必要性に言及。今週は決め手になる手がかりが乏しく、積極的な買いは入りづらい。半面、年内の利下げ実施への期待は根強く、金利高抑制なら全般的に買戻しが入りやすい。一方、22日のエヌビディアの決算発表が注目され、ハイテクは様子見となり相場の押し上げ要因にはなりにくい。

《TY》

 提供:フィスコ

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