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【注目】前週末17日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

ヨシタケ <日足> 「株探」多機能チャートより

■ヨシタケ <6488>  860円 (-135円、-13.6%) 一時ストップ安

 ヨシタケ <6488> [東証S]が急反落、一時ストップ安となった。16日取引終了後、25年3月期連結業績予想について売上高を前期比8.4%増の97億円、純利益を同11.8%減の10億円と発表。最終減益見通しが売り材料視された。前期に計上した為替差益や固定資産売却益を今期の業績予想に見込んでいないことが要因。また、人件費の増加傾向なども響く見込み。配当予想は前期比据え置きの27円とした。同時に発表した24年3月期決算は売上高が前の期比19.1%増の89億5200万円、純利益が同6.5%増の11億3300万円だった。

■トライト <9164>  467円 (-16円、-3.3%)

 トライト <9164> [東証G]が大幅安で4日続落。同社は医療福祉従事者に特化した人材紹介や建設業界の人材派遣事業を展開する。14日に発表した1-3月期連結決算は売上高が118億5200万円(前年同期比11.2%増)だった一方、営業損益は6億5300万円の赤字(前年同期1億7900万円の赤字)となった。通期で営業増益を見込んでいるだけにネガティブサプライズとなり、発表翌日から売りが続いている。なお、決算発表とあわせて東証プライム市場への市場区分変更申請に向けた準備を行うことを明らかにした。

■東エレク <8035>  36,090円 (-730円、-2.0%)

 東京エレクトロン <8035> [東証P]が3日ぶりに反落。レーザーテック <6920> [東証P]など大手半導体製造装置メーカーが高安まちまちとなった。前日16日の米国株市場では目先過熱感から半導体関連株の一角に売りが波及し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は5日ぶりに反落した。また、取引終了後に発表された半導体製造装置世界最大手のアプライド・マテリアルズ <AMAT> の2-4月期決算発表は売上高などが事前の市場予想を上回ったものの、目先高値警戒感からの利食い圧力が拭えず時間外取引で下落、これが東京市場でも半導体製造装置関連の上値を重くしたが、米半導体株と比較して株価が出遅れている分、押し目買いも入りやすい。なお、22日に米画像処理半導体大手エヌビディア <NVDA> の2-4月決算発表を控えており、この内容にマーケットの関心が集まっている。

※17日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋

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