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【経済】【クラファン・優待】2年で売上4倍 アイドルグループ運営のVTuberプロダクション コネクトネットワーク、5月8日募集開始

 アイドルグループ運営を強みとするVTuberプロダクション、コネクトネットワーク株式会社(静岡県掛川市)が、株式投資型クラウドファンディング(普通株式型)による出資を募集します。申し込みは5月8日19時30分開始を予定しています。

・ 普通株式型
・ 目標募集額:1000万円、上限募集額:6000万円
・ エンジェル税制あり(優遇措置B)
・ 株主優待あり:イベントへの無料招待
・ みなし時価総額:3億1500万円
・ 類似上場企業:UUUM <3990> [東証G]、AnyMind Group <5027> [東証G]、トリドリ <9337> [東証G]、共同ピーアール <2436> [東証S]、グリー <3632> [東証P]
※「みなし時価総額」はミンカブ編集部が「発行済み株式数×募集株式の払込金額」により試算

YouTube業界で豊富な経験を持つ代表

 コネクトネットワークの中島敬也代表は、新卒で大手自動車部品メーカーに入社。10年間の勤務でYouTubeにいち早く注目し、当時、チャンネル登録者数数十万人のグループYouTuberのマネージャーとして活動してきました。

 企画、撮影ディレクション、動画編集まで包括的に携わった後、2020年にVTuberの活動サポートに携わり始めたのを機に独立。YouTube業界で長年培った豊富な経験とノウハウを生かしてコネクトネットワークを起業しました。

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(出典:FUNDINNO)

 同社はアイドルグループ運営を得意とするVTuberプロダクションで、未経験者を一から売れっ子へと育て上げる方針が特徴。所属VTuberはアイドル活動のほか、日頃からのライブ配信、企画や撮影の段取りなどさまざまなスキルを得ているといいます。

 2024年4月時点で23人のVTuberが在籍し、累計登録者数は約22万人。前々期より2年連続で黒字化を達成し、創業5年目の今期は売上約1.5億円、黒字計上を見込んでいます。

 同社は「成長のための課題」「解決方法」として以下を挙げています。

【成長のための課題】
・コンテンツの提供体制強化
・VTuberの育成コストの回収速度向上

【解決方法】
・自社スタジオを設立し、イベントの開催頻度を増加
・IP活用やスタジオのレンタルなど収益モデルの拡大



急がれる「マネジメント機能」の整備

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(出典:FUNDINNO)

 同社によると、「VTuber」はバーチャルアバターを通して活動するYouTuberを指し、実在の人物に依存するリスクを排除しつつ、表情や動きに合わせてアバターが動き、人間らしさを残せるため、新たなコンテンツとして注目されています。

 キャラクター性やVTuberの特技を生かした歌やダンスなどの知的創造活動と、リスナーとリアルタイムにコミュニケーションを取れるインフルエンサーとしての側面を併せ持っており、メタバース業界との親和性が高いことが特徴だといいます。

 売れっ子VTuberの多くは、プロデュースを担うプロダクションに所属してサポートを受けていますが、プロダクションとVTuber間のトラブルが発生することもあり、VTuberの活動を制限したり、契約料などの金銭面でうまく合意が取れていなかったりするなど信頼関係構築に課題を感じているプロダクションもあるそうです。

 優秀なVTuberが流出すれば、企業の損失になりかねず、VTuber同士や、VTuberと裏方の人間関係に苦労するケースもあるといいます。

 「社内外で中長期的に良好な人間関係を構築し、維持することは、今後のエンターテインメントを支えるプロダクションが真摯に取り組まなければならない課題であると考えています」(同社)

市場の魅力・事業内容・ビジネスモデル・特徴

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(出典:FUNDINNO)

 国内のVTuber市場は2020年度の約145億円から、2023年には約800億円に成長、世界市場は2030年に約4兆円に拡大する見込みだといいます。

 国内では、プロダクションが2022年に初のIPO、2023年も1社が上場。「A社は2022年6月上場時の時価総額は約1442億円でしたが、同年9月の決算発表後は約3100億円と急成長を遂げています。海外メディアやバーチャル空間でのイベントに積極的に露出することで、市場からの認知度を全世界に増やした点がポイントだと分析しています」(同社)。

 コネクトネットワークは10代後半~40代男女をメインターゲットに、ライブイベントとコマースに重きを置いた事業により、VTuberのブランド化を図りたい考えです。

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(出典:FUNDINNO)

 同社は、所属VTuberの活動を包括的にサポートし、マネジメントするプロダクションです。女性グループ「らいとあっぷ」、男性グループ「グロウあっぷ」等を運営し、クリエイターの音楽活動や、クリエイターの強みを生かした日々のライブ配信やコンテンツづくりをサポートしています。

 具体的には、楽曲制作や番組制作、個人・グループでのイベント開催や既存イベントに出演する際のサポートなどがマネジメント業務にあたります。

 また、デザイナーが専属で所属しており、自社内で3Dアバターを生成することが可能。IP(知的財産権)を保有し、オリジナルグッズやデジタルグッズの製作・販売も自社ECサイトで行っています。

 同社は最大の特徴として、VTuberを社員のように育成し、裏方業務を含めて内製化している点を挙げています。「クリエイターとして輝くためのマネジメントだけでなく、動画配信やイベント開催時の裏方作業を含め、VTuber業界で生き抜くために必要なスキルを幅広く教育しています」(同社)。

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(出典:FUNDINNO)

 現在の収益軸は動画配信プラットフォームからの広告収入と、自社ECサイトで販売しているグッズの売上が基本です。いずれも全体の売上はVTuberとのレベニューシェアとし、約70%が同社の収益となります。ここへ、生配信中の投げ銭や他企業からの案件収入、イベントでの売上が加算されます。

 近年のYouTubeの収益減少に伴い、YouTuberの大手プロダクションは収益性に課題があるといいますが、VTuberプロダクションは事業ポートフォリオの多角化により、大きく影響を受けづらいそうです。

 「今後は自社モーションスタジオの設立と活用により、イベントの開催頻度を増やすことで売上をアップさせ、3本目の収益軸になるまで成長させたいと考えています」(同社)

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(出典:FUNDINNO)

 同社は自社の強みとして、VTuberを1つのチームとして組織的にマネジメントしている点を挙げています。企画の立案から実行、撮影時の裏方業務や動画編集まで、すべてのVTuberが包括して取り組む能力があるとしています。

 会社とVTuber、VTuber同士の結び付きや協力関係が強く、トラブルの少ない環境を構築し、さらに、VTuberのジャンル(キャラクター設定や配信コンテンツ)を分散させるなど、売上や人気が一部のVTuberに偏らないようサポートしているそうです。

 VTuber業界ではアバターのデザインや品質も重要だといい、自社で専属のデザイナーを採用し、キャラクター設定やコンセプトから検討を重ねることで、VTuberの魅力を引き出すアバターを生成することが可能だとしています。

今後の成長に向けて

(1)2027年よりIPO準備開始

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(出典:FUNDINNO)

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(出典:FUNDINNO)

(2)短期計画

 今回の調達資金は、自社モーションスタジオを開設し、イベント事業を成長させていくための設備投資に活用したい考えです。スタジオを自社内で抱えることでイベント開催を増やし、収益の利益率をアップさせたいとしています。

 「数年間で、自社スタジオでの運用を軌道に乗せた暁には、外部のクリエイターに向けて、スタジオや機材のレンタルを検討しています。人件費が抑えられる特性をここでも生かして、レンタル費を大手スタジオよりも安価にし、個人で活動しているVTuberをターゲットに展開する予定です」(同社)

(3)中長期計画

 国内のVTuber事業が成長し、自社スタジオの稼働が安定したタイミングで本格的な海外市場への参入を検討しています。すでに中国の動画配信プラットフォームでコンテンツを配信するVTuberもおり、台湾や中国、韓国出身のリスナーが多くいるそうです。

 まずは台湾、中国、韓国などへ進出し、ゆくゆくは欧米諸国へのコンテンツ配信を計画しています。それまでに、多言語対応ができるクリエイターの獲得に向けての準備も進めたい考えです。

 「2026年から2027年にかけて、メタバース空間でのイベント開催も徐々に増えてくることを予想しています。VRデバイスの普及に合わせ、没入感の高いバーチャルライブの開催やVRコンテンツの制作など、新たな事業の柱を育ててまいります」(同社)

(4)2030年にYouTubeチャンネル登録者数累計330万人以上を計画

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(出典:FUNDINNO)

類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)

・UUUM <3990> [東証G]
・AnyMind Group <5027> [東証G]
・トリドリ <9337> [東証G]
・共同ピーアール <2436> [東証S]
・グリー <3632> [東証P]

株主優待

【基準日】
毎年6月末日

【優待内容】
期間内に開催されるイベントに無料で招待。オンラインイベントの場合はリアルタイム視聴、またはアーカイブ視聴チケット、オフラインイベントの場合は参加チケットを提供。

・1~50株:「らいとあっぷ」グループが主催するイベント
・51株以上:「らいとあっぷ」グループが主催するイベントおよび同社所属VTuber個人が主催するイベント全て

【申し込み方法】
・イベントの詳しい内容は、基準日経過後にメールで案内する。
・参加希望の場合は同社問い合わせフォームまで「株主優待を利用する」と知らせる。

【注意事項】
・本人のみ使用可能。
・優待内容は変更や廃止になる場合がある。

発行者・募集情報

■募集株式の発行者の商号及び住所、資本金等
コネクトネットワーク株式会社
静岡県掛川市二瀬川14番28号
資本金:1,500,000円(2024年4月30日現在)
発行済株式総数:31,500株(同)
発行可能株式総数:1,000,000株
設立日:2020年2月27日
決算日:1月31日

■募集株式の発行者の代表者
代表取締役 中島敬也

■募集株式の種類及び数(上限)
普通株式 6,000株

■募集株式の払込金額
1株あたり 10,000円

■資金使途
・目標募集額達成時の資金使途内訳
調達額1,000万円を以下の目的に充てる予定。
スタジオ設置費用 780万円
手数料 220万円

・上限募集額達成時の資金使途内訳
上記に追加し、調達額5,000万円(目標募集額1,000万円と上限募集額6,000万円との差額)を以下の目的に充てる予定。
スタジオ設置費用 220万円
広告宣伝費 1,965万円
外注費 1,714万円
手数料 1,100万円

■投資金額のコース及び株数
100,000円コース(10株)
200,000円コース(20株)
300,000円コース(30株)
400,000円コース(40株)
500,000円コース(50株)
1,000,000円コース(100株)
2,000,000円コース(200株)
3,000,000円コース(300株)
4,000,000円コース(400株)
5,000,000円コース(500株)
10,000,000円コース(1,000株)
※特定投資家口座以外からの申し込みの場合、500,000円コース(50株)までしか申し込みできない。特定投資家口座からの申し込みの場合、10,000,000円コース(1,000株)を上限とする。

■申込期間
2024年5月8日~5月20日

■目標募集額
10,000,000円(上限募集額 60,000,000円)
※特定投資家口座全体からの申し込みの上限は48,000,000円とする。

■払込期日
2024年6月12日

■連絡先
コネクトネットワーク株式会社
電話番号:080-5118-6255
メールアドレス:connectnetwork0203@gmail.com

※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、FUNDINNOの下記ページをご覧ください。

〈2027年IPO準備開始を計画〉直近2年で売上4倍以上に成長。大型IPO続くバーチャル領域を攻めるエンタメベンチャー「コネクトネットワーク」

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