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【市況】米国株見通し:下げ渋りか、雇用情勢の回復を見極め

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時30分現在)

S&P500先物      5,280.75(+14.25)
ナスダック100先物  18,454.75(+81.50)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は60ドル高。長期金利は上げ渋り、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ


3日の主要3指数はまちまち。ナスダックとS&Pは上げ幅縮小もプラスに転じたが、ダウは43ドル安の39127ドルと3日続落で取引を終えた。この日発表されたADP雇用統計は民間部門雇用者数が増加し、雇用情勢の改善を示した。また、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長はインフレ高止まりに言及。それらを受け現行の引き締め的な政策が続くとの思惑が広がった。ただ、長期金利の上昇一服を受け、買戻しが相場を支えた。


本日は下げ渋りか。FRB当局者からのややタカ派的な政策姿勢で早期利下げ観測は後退し、売りが出やすい。ただ、今週発表された雇用関連指標は強弱まちまちで、今晩の新規失業保険申請件数が想定通り弱い内容となれば根強い利下げ期待による買いが入る可能性も。とはいえ、明日の雇用統計は非農業部門雇用者数の減少や平均時給の低下が予想され様子見ムードで積極的な買いは抑制されるため、指数の戻りは限定的となりそうだ。

《TY》

 提供:フィスコ

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