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【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

サンバイオ <日足> 「株探」多機能チャートより

■サンバイオ <4592>  590円 (-150円、-20.3%) ストップ安

 サンバイオ <4592> [東証G]がストップ安。18日の取引終了後、厚生労働省から公表された25日開催の薬事食品衛生審議会再生医療等製品・生物由来技術部会での審議事項に、開発品SB623である「再生医療等製品『アクーゴ脳内移植用注』について」が議題に含まれていたことに関し、コメントを開示した。同部会において製品の承認可否を審議する場合、通常、「製造販売の承認の可否」についてという文言が議題に含まれるが、今回の議題にはその文言が含まれていないなどとして、厚労省の同部会の開催案内について投資家に十分に慎重な取り扱いを求めた。これを受け、承認取得状況を巡る投資家の期待が後退する格好となり、売りが膨らんだようだ。あわせてサンバイオは24年1月期の連結決算とともに、25年1月期の業績予想を開示。今期の最終損益は33億5900万円の赤字(前期は26億4400万円の赤字)を見込む。

■神戸物産 <3038>  3,689円 (-225円、-5.8%)

 東証プライムの下落率トップ。神戸物産 <3038> [東証P]が5日続急落。18日の取引終了後、2月度の単体業績を開示した。売上高は前年同月比11.6%増の394億7300万円、営業利益は同16.0%増の23億500万円となった。一方、経常利益は同19.2%減の41億4400万円と減益となり、これを嫌気した売りが出たようだ。2月度は新規に2店舗を出店した。利便性の高い冷凍食品や基礎調味料などが好調に推移し、売り上げに貢献した。経常利益は為替予約の消滅による評価損の戻入れが押し上げ要因となったが、評価損の戻入れが今月よりも大きく計上されていた前年同月との比較では減少する形となった。

■不動テトラ <1813>  2,111円 (-40円、-1.9%)

 不動テトラ <1813> [東証P]が3日ぶり反落。19日午後1時30分ごろ、24年3月期連結業績予想の下方修正を発表。売上高を730億円から678億円(前期比3.8%減)へ、純利益を23億円から16億5000万円(同23.8%減)へ引き下げており、これを嫌気した売りが出た。特定の大型土木工事の施工停止に伴い、追加費用の発生が見込まれることが要因。一部大型工事の進捗遅れも響く。年60円とする配当予想は据え置いた。

※19日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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