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【市況】NY株式:NYダウは145ドル安、根強いインフレを警戒

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

米国株式市場は反落。ダウ平均は145.13ドル安の38,627.99ドル、ナスダックは130.52ポイント安の15,775.66で取引を終了した。

1月生産者物価指数(PPI)が消費者物価指数(CPI)に続き予想を上回ったため、インフレ長期化が警戒され、寄り付き後、下落。その後、2月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想を下回ったほか連邦準備制度理事会(FRB)高官の発言を受けて次の行動が利下げであることを確認し相場は下げ止まった。ただ、長期金利の上昇が引き続き重しとなり、上値を抑制し、マイナス圏で終了。セクター別では耐久消費財・アパレルの下落が目立った。

製薬会社のイーライ・リリー(LLY)は糖尿病薬「マンジャロ」と肥満症薬「ゼップバウンド」の需要拡大に対する期待にアナリストが目標株価を引き上げ、上昇。広告技術会社のザ・トレードデスク(TTD)は四半期決算において予想を上回る見通しを示したほか、アナリストの投資判断引き上げで、上昇した。ディスカウント小売のウォルマート(WMT)は来週発表される四半期決算の結果を期待した買いに、上昇。

一方、動画配信のロク(ROKU)は四半期決算の内容は予想を上回ったが、見通しが市場の期待に満たず、大幅安。スポーツ用品メーカーのナイキ(NKE)はコスト節減策の一環として全従業員の2%削減計画を発表、さらにアナリストの投資判断引き下げで、下落した。地銀のニューヨーク・コミュニティー・バンコープ(NYCB)やコメリカ(CMA)などは連邦準備制度理事会(FRB)のバー副議長が「当局は銀行の商業不動産融資に最新の注意を払う」と注意を促したため下落。

本年の連邦公開市場委員会(FOMC)投票権を持つアトランタ連銀のボスティック総裁はインタビューで、依然年2回の利下げを予想していることを明らかにした。また、データ次第では3回の利下げを支持する可能性もあると答えた。


(Horiko Capital Management LLC)

《ST》

 提供:フィスコ

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