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【材料】ペイパルが決算受け時間外で下落 通期1株利益の見通しが予想下回る=米国株個別

(NY時間17:02)(日本時間07:02)時間外
ペイパル<PYPL> 61.70(-1.54 -2.44%)

 決済サービスのペイパル<PYPL>が時間外で下落。引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、経常収益とも予想を上回った。総取扱高および取扱件数も予想を上回っている。ただ、株価はネガティブな反応。ガイダンスも公表し、通期の1株利益の見通しが予想を下回ったほか、フリーキャッシュフロー(FCF)も予想を下回る見通しを示した。

 同社は、引き続きコスト削減と事業合理化に取り組んでいることから、通期の利益は横ばいになるとの見通しを示した。クリスCEOは全従業員の約9%を削減すると発表。

 同CEOは昨年、同社の進歩の遅れをコストと複雑な構造のせいだと述べていた。同CEOはインタビューで、「われわれは、より効率的な企業を目指しているため、従業員数以外にも見直せる経費がまだ十分にある」と述べた。

(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):1.48ドル(予想:1.36ドル)
・経常収益:80.3億ドル(予想:78.7億ドル)
  決済:72.8億ドル(予想:71.0億ドル)
・営業利益率(調整後):23.3%(予想:22.0%)
・アクティブ顧客アカウント数:4.26億件(予想:4.28億件)
・取扱件数:68億件(予想:66億件)
・総取扱高:4098.3億ドル(予想:4036億ドル)

(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):1桁台半ばの伸び
・経常収益:6.5~7.0%

(通期見通し)
・1株利益(調整後):5.10ドル(予想:5.49ドル)
・FCF:約50億ドル(予想:61.9億ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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