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【市況】米財務省が1-3月の借入額の予想を下方修正 株高・ドル安の反応

 先ほどから米株式市場でダウ平均が上げ幅を拡大し、米国債利回りは下げ幅を拡大。為替市場はドル売りが見られている。米財務省が財政赤字拡大にもかかわらず、今四半期の借入額の予想を下方修正した。10月下旬に発表した1-3月期の借入額予想を前回の8160億ドルから7600億ドルに引き下げている。米国債管理当局は3月末の米財務省の現金残高を7500億ドルに据え置いた。

 借り入れの必要性が減少したのは、予想される純財政フローが増加したことと、今四半期の開始時に予想より多くの現金が手元にあったためだとしている。ウォール街のストラテジストの多くは、ここ数カ月で財政赤字が拡大したこともあり、借入額は予想を若干上振れると見込んでいた。なお、4-6月期については2020億ドルを予想している。

NY株式29日(NY時間15:13)(日本時間05:13)
ダウ平均   38234.96(+125.53 +0.33%)
ナスダック   15591.66(+136.30 +0.88%)
CME日経平均先物 36085(大証終比:+45 +0.13%)

米国債利回り(NY時間15:13)(日本時間05:13)
2年債   4.316(-0.033)
10年債  4.070(-0.067)
30年債  4.309(-0.060)
期待インフレ率  2.290(-0.002)
※期待インフレ率は10年債で算出

USD/JPY 147.42
EUR/USD 1.0830
GBP/USD 1.2706

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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