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【市況】東京株式(前引け)=続伸、決定会合の結果発表前もリスク選好続く

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 23日前引けの日経平均株価は前営業日比373円32銭高の3万6920円27銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は7億7654万株、売買代金概算は2兆3619億円。値上がり銘柄数は913、対して値下がり銘柄数は658、変わらずは87銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は朝方から幅広い銘柄に買い優勢の展開となり、日経平均は大幅続伸となっている。前日まで2営業日で1000円以上の上昇を見せていたことで利益確定売りも観測されるが、それを上回る勢いで買いが流入している。日銀の金融政策決定会合の結果を前にマイナス金利解除が見送られることを想定した買いが活発、空売りの買い戻しも加わり全体相場を押し上げている。個別では半導体関連株などが高いものの、全体的には高安まちまちで値上がり銘柄数は1000に届かず、全体の55%にとどまっている。

 個別ではきょうも群を抜く売買代金をこなしているレーザーテック<6920>が大幅高で連日の最高値更新、このほかディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>、ソシオネクスト<6526>など半導体関連株の強さが際立っている。トヨタ自動車<7203>、三菱重工業<7011>が高く、野村マイクロ・サイエンス<6254>も大きく切り返した。さくらインターネット<3778>が活況高、ラクスル<4384>も値を飛ばした。半面、川崎汽船<9107>が安く、KDDI<9433>も冴えない。セブン&アイ・ホールディングス<3382>も売りに押された。T&K TOKA<4636>の下げが目立つほか、FOOD & LIFE COMPANIES<3563>も軟調。

出所:MINKABU PRESS

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