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【市況】株価指数先物【昼】 日銀会合後を狙った先回り的な動き


 日経225先物は11時30分時点、前日比260円高の3万6870円(+0.71%)前後で推移。寄り付きは3万6650円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万6650円)にサヤ寄せする格好から、買い優勢で始まった。直後に3万6590円と下落に転じたものの、現物の寄り付き後には3万6800円台を回復。買い一巡後は3万6680円~3万6800円辺りでの保ち合いを継続するなか、終盤にかけてレンジを上放れ、一時3万6910円まで買われた。

 日経225先物は、概ねオプション権利行使価格の3万6750円を中心とした権利行使価格3万6625円から3万6875円とのレンジでの推移が目立っていた。終盤にかけてボリンジャーバンドの+2σ(3万6890円)を捉えており、日銀の金融政策決定会合の結果待ちのなか、先回り的にインデックスに絡んだ資金が流入したようだ。また、中国当局が相場支援策を検討との報道を受けて、香港ハンセン指数が3%を超える上昇となったことも材料視されていた。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.40倍に上昇した。ファーストリテイリング <9983> [東証P]が4万円台に乗せてきたほか、テルモ <4543> [東証P]、レーザーテック <6920> [東証P]、東京エレクトロン <8035> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均型をけん引した。昨年6月16日に付けた14.69倍を意識したトレンド形成のなか、NTロングが入りやすい。

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