【特集】ランドコンピュ Research Memo（5）：2024年3月期第2四半期は売上高及び各利益が過去最高の業績を達成

■業績動向

1. 2024年3月期第2四半期の連結業績概要
ランドコンピュータ<3924>の2024年3月期第2四半期の連結業績は、売上高で前年同期比19.6%増の6,465百万円、営業利益で同72.1%増の761百万円、経常利益で同71.6%増の775百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益で同95.1%増の525百万円と、売上高及び各利益が過去最高業績を達成した。期初の計画比では、売上高が12.2%増、営業利益が29.8％であった。売上高は、3つのサービスラインですべて前年同期比増収となった。システムインテグレーションとパッケージベースSIは21.1%、21.3%と、それぞれ20%を超えた。売上総利益率が、高付加価値ビジネスの推進により前年同期比1.9ポイント増の22.1%へ上昇した。パッケージベースSI・サービスの売上高構成比が前年同期比0.5ポイント増の33.4%へ上昇した。販管費は、処遇改定に伴う人件費の増加や新デジタル分野への人材育成費用等の人的資本投資に伴う経費が増加したものの、大幅増収により販管費率は前期比1.8ポイント減の10.3%となった。これにより各利益も大幅な増益となり、売上高営業利益率は同3.6ポイント増の11.8%と第2四半期累計で初めて10%を上回った。

（執筆：フィスコ客員アナリスト　瀬川　健）

《SI》

　提供：フィスコ