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【材料】ジェーソン---3Q増収・2ケタ増益、食料品を中心に販売が順調に伸長

ジェーソン <日足> 「株探」多機能チャートより

ジェーソン<3080>は11日、2024年2月期第3四半期(23年3月-11月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比6.8%増の221.69億円、営業利益は同10.4%増の8.32億円、経常利益は同9.5%増の8.58億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同14.5%増の5.40億円となった。

同社グループはPB商品やJV(ジェーソン・バリュー)商品の取扱強化、並びに徹底したローコストでの店舗運営を推進すると共に、店舗のスクラップ&ビルドを推進し、「人々の生活を支えるインフラ(社会基盤)となる」という企業理念の下、地域における生活便利店としてチェーンストア経営に注力してきた。

当第3四半期累計期間の売上高は、夏の猛暑や秋口以降の比較的高い気温の継続などを背景として、主力であるペットボトル飲料を含めた食料品を中心に順調に販売を伸ばし、概ね好調に推移した。一方利益面においては、仕入単価が上昇するなか価格転嫁については個別に適時適切に検討しつつ、ロープライス戦略に注力すると共に、各種コストの抑制や水道光熱費等の低減効果もあり、増益となった。

出店状況については、4月に茨城県神栖市の「神栖波崎店」、6月に埼玉県熊谷市の「熊谷石原店」、計2店舗を開店した一方で、8月に1店舗、9月に1店舗、計2店舗が閉店し、直営店舗数は111店舗となった。また、同社PB商品である「尚仁沢の天然水」は、真夏の最盛期を過ぎても引き続き好調な販売を持続しており、同社の商品ラインナップの中核に成長しつつある。子会社尚仁沢ビバレッジにおいては、大幅な増産により製造原価の低減が進むと共に収益体制が強化された結果、十分な利益の確保を実現しており連結業績に貢献している

2024年2月期通期については、売上高は前期比4.7%増の285.00億円、営業利益は同19.8%増の9.60億円、経常利益は同19.1%増の10.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同5.0%増の6.30億円とする期初計画を据え置いている。

《HH》

 提供:フィスコ

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