【特集】エヌリンクス Research Memo(3): NHK事業終息に伴い取り扱い商材の多角化が進展
エヌリンクス <日足> 「株探」多機能チャートより
■会社概要
2. 沿革
エヌリンクス<6578>は、2010年3月に代表取締役社長の栗林憲介(くりばやしけんすけ)氏が双子の弟である栗林圭介(くりばやしけいすけ)副社長とともに設立した。2018年4月に東京証券取引所JASDAQスタンダード市場へ上場したが、当時の売上高は80%以上がNHKの受信契約・受信料収納代行業務となっており、部屋探しサイト「イエプラ」やスマートフォンゲーム攻略サイト「アルテマ」などの運営による非NHK事業の売上構成比は20%以下であった。その後、2022年1月12日にNHKが「個別訪問をして受信料の契約をする外部業者への委託契約を2023年9月までに全廃する方針」を明らかにし、同社のNHK関連事業も2023年9月に終息した。それに伴い、同社では事業モデルの転換期を迎えている。同社が創業以来培ってきたBtoC営業・訪問営業のノウハウを生かし、前述の報道以前からセールスプロモーション事業において積極的に新規取引先の開拓や取り扱い商材の多角化を進めて、NHK業務以外の事業を拡大させている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 永岡宏樹)
《SO》
提供:フィスコ