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【市況】東京株式(前引け)=小幅反発、日銀決定会合の結果発表直前で強弱観対立

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 19日前引けの日経平均株価は前営業日比40円80銭高の3万2799円78銭と小幅反発。前場のプライム市場の売買高概算は6億3321万株、売買代金概算は1兆5862億円。値上がり銘柄数は694、対して値下がり銘柄数は898、変わらずは68銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は強弱観が対立するなか、方向感の見えにくい地合いとなった。日経平均株価は前日の終値をはさみ狭いゾーンでの往来に終始した。日銀の金融政策決定会合の結果発表を控え積極的な売買は見送られている。米株先物がやや軟調気味に推移しているものの、外国為替市場では足もとでドルが買い戻され、若干円安方向に振れていることは下値を支える材料となっている。全体売買代金は1兆5000億円台と様子見ムードを映し低調となった。なお、値上がり銘柄数を値下がり銘柄数が上回っており、TOPIXはマイナス圏で着地している。

 個別では売買代金断トツのレーザーテック<6920>が大きく買われたほか、川崎汽船<9107>も活況高。東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>も買い優勢。JT<2914>が堅調、東京海上ホールディングス<8766>も頑強な値動き。ANYCOLOR<5032>は値上がり率トップに買われた。半面、日本製鉄<5401>が売られ、ソニーグループ<6758>、信越化学工業<4063>も冴えない。第一三共<4568>が売りに押された。宮越ホールディングス<6620>、山陽特殊製鋼<5481>が大幅安となった。

出所:MINKABU PRESS

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