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【材料】ファンペップ---アルツハイマー病ワクチンの研究開始、抗リン酸化タウ抗体誘導ペプチドの開発

ファンペップ <日足> 「株探」多機能チャートより

ファンペップ<4881>は27日、大阪大学大学院医学系研究科臨床遺伝子治療学寄附講座との間で行っている抗体誘導ペプチド(ペプチド治療ワクチン)に関する共同研究の新規研究テーマとして、アルツハイマー病(標的:リン酸化タウ蛋白質)を対象とする研究を開始したことを発表。

アルツハイマー病患者の脳内に蓄積して神経細胞を障害する2つのタンパク質「アミロイドβ」「タウ」を標的とする根本的治療薬の研究開発において、アミロイドβを標的とする治療薬開発が大きく進展し、2023年に米国及び日本で抗体医薬品が薬事承認を取得した。これに伴い、アミロイドβとともに根本的治療薬の標的であるタウに着目した新規治療薬開発にも注目が高まっている。同社は、抗体誘導ペプチド技術(ペプチド治療ワクチン)を用いた医薬品開発の知見にもとづき、大阪大学大学院医学系研究科臨床遺伝子治療学寄附講座との共同研究により、タウ伝播を抑制する抗リン酸化タウ抗体誘導ペプチドの研究開発を行い、アルツハイマー病に対する新規根本治療薬開発を目指していく。

なお、本研究開始による当期業績への影響は、第3四半期決算短信にて公表した研究開発費見込額に織り込み済み。

《SI》

 提供:フィスコ

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