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【市況】東京株式(前引け)=続落、米株安と円高重荷も下げ渋る展開

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 28日前引けの日経平均株価は前営業日比77円27銭安の3万3370円40銭と続落した。前場のプライム市場の売買高概算は6億1608万株、売買代金概算は1兆6159億円、値上がり銘柄数は799、対して値下がり銘柄数は793、変わらずは66銘柄だった。

 27日の米株式市場はNYダウが前週末比56.68ドル安と3営業日ぶりに反落した。相場が高値圏にあるなか、主力株を中心に目先の利益確定目的の売りに押される形となった。外国為替市場ではドル円相場が一時1ドル=148円ちょうど近辺まで軟化。米国株の下落と円高が相場の重荷となり、日経平均は小高く始まった後に下げに転じた。下げ幅は一時100円を超えたものの、米金利の低下を支えに、下値を模索する姿勢は限られた。

 個別ではトヨタ自動車<7203>やデンソー<6902>が売られ、日立製作所<6501>、ファナック<6954>、資生堂<4911>が軟調推移。LINEヤフー<4689>が続落。アシックス<7936>が水準を切り下げ、シャープ<6753>の下げが目立つ。半面、レーザーテック<6920>やアドバンテスト<6857>が底堅く、ニトリホールディングス<9843>と日本製紙<3863>がしっかり。双日<2768>とさくらインターネット<3778>が急伸した。

出所:MINKABU PRESS

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