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【市況】株価指数先物【昼】 売り一巡後は+1σ水準でこう着


 日経225先物は11時30分時点、前日比70円安3万3370円(-0.20%)前後で推移。寄り付きは3万3570円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万3525円)にサヤ寄せする格好から、買い優勢で始まった。ただし、寄り付きを高値に軟化し、現物の寄り付き後ほどなくして下落に転じると、中盤にかけて3万3300円まで下落幅を広げた。売り一巡後は3万3300円~3万3400円辺りでの保ち合いを継続している。

 日経225先物は買いが先行したものの、寄り付き後は利益を確定する流れが優勢となった。3万3370円辺りに位置するボリンジャーバンドの+1σを下回ってきたことから、短期的なショートも入ったと考えられる。ただし、手掛かり材料に欠けるなか、いったん利益を確定させる流れが中心とみられ、売り一巡後は+1σ水準でのこう着を見せている。指数インパクトの大きいファーストリテイリング <9983> [東証P]やアドバンテスト <6857> [東証P]、レーザーテック <6920> [東証P]が日経平均型を下支えしており、積極的なショートは仕掛けづらそうだ。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.07倍に上昇した。一時14.03倍を付ける場面も見られたが、その後の上昇で200日移動平均線を上回っての推移を見せている。方向感はつかみづらい局面ではあるものの、200日線を下回る場面では、NTロングでのスプレッド狙いのポジションを組成する動きが意識されやすい。

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