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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 富士製薬、DyDo、CINC (27日大引け後 発表分)

富士製薬 <日足> 「株探」多機能チャートより

 11月27日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 富士製薬 <4554> [東証P]  ★今期最終を54%上方修正・最高益予想をさらに上乗せ
 ◆24年9月期の連結最終利益を従来予想の40.1億円→61.8億円に54.0%上方修正。増益率が16.9%増→80.1%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。保有する政策保有株式の一部売却に伴い、投資有価証券売却益31.2億円を計上することが最終利益を押し上げる。

 DyDo <2590> [東証P]  ★今期経常を60%上方修正
 ◆24年1月期の連結経常利益を従来予想の10億円→16億円に60.0%上方修正。増益率が69.2%増→2.7倍に拡大する見通しとなった。第3四半期にトルコ子会社の販売好調やコスト削減によって海外飲料事業が大きく伸びたほか、記録的な猛暑による影響などを背景に食品事業が大幅増収となったことなどを織り込んだ。

 CINC <4378> [東証G]  ★前期経常を一転黒字に上方修正
 ◆23年10月期の経常損益(非連結)を従来予想の3000万円の赤字→7700万円の黒字(前の期は2億9100万円の黒字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。アナリティクス事業の受注が堅調に推移し、売上高が計画を上回ったことが寄与。マネジメント層の採用遅延で採用費と人件費が想定を下回ったことに加え、コスト改善による販管費の抑制も利益を押し上げた。

 共和電 <6853> [東証S]  ★今期配当を2円増額修正
 ◆23年12月期の期末一括配当を従来計画の13円→15円(前期は13円)に増額修正した。好調な業績推移などを踏まえ、株主への利益配分を増やす。配当利回りは3.62%に上昇。
  権利付き最終日を約1ヵ月後に控え、配当取りを狙う買いなどが期待される。


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