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【材料】ホンダが急反落、円安や値上げ効果で今期業績予想引き上げもコンセンサス下回る

ホンダ <日足> 「株探」多機能チャートより
 ホンダ<7267>が急反落した。9日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。売上収益の見通しを18兆2000億円から20兆円(前期比18.3%増)、最終利益の見通しを8000億円から9300億円(同42.8%増)に上方修正した。ただ修正後の最終利益予想は市場のコンセンサスを下回ったほか、四輪事業の販売見通しを引き下げており、事業環境の先行きを警戒した売りが膨らんだようだ。

 通期の業績予想には円安効果や値上げによる影響などを織り込んだ。想定為替レートは1ドル=125円から同140円に見直した。一方、今期のグループ販売台数の見通しは四輪事業では世界全体でこれまでの435万台から410万台(前期は368万7000台)に引き下げた。

 また、同社は株式分割前の水準で、これまで75円の計画だった中間配当は12円増額して87円で決定した。期末配当予想は、10月1日付の株式分割後の水準で25円から29円に見直す。

出所:MINKABU PRESS

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